看護師の業務におけるミスの事例
病院という場では何人ものスタッフが働いています。特に、病棟勤務はシフト制のため自分が入る前のシフトの人から受ける申し送りは重要といえます。自分が勤務していなかった時間帯の患者の様子を知っておくことはとても大事だからです。そして、シフト勤務で大事なことはみんなが決まったルールで業務を行うということ。一人の勝手な行動が大きなミスに繋がる場合もあります。全員が同じ時間帯で働いていれば、それぞれの行動はある程度把握できます。しかし、シフトで働くとなると自分がいない時間帯に起こったことはなかなか把握できません。自分がいなかった時間帯のことは関係ないという意識でいるわけにはいかないのです。そのため、全員が定められたルールに沿ってきっちりと仕事をこなしていく必要があります。そうすることで、イレギュラーな事態が起こった場合にもすぐに気付くことができます。看護師のミスの中で多いのは服薬ミスですが、自分の受け持ちの患者には必ず自分が飲ませるようにしましょう。自分の担当の業務に関しては、必ず自分の責任で行う意識が大切。業務への臨機応変な対応も必要ですが、その都度動作を変えてしまうことがうっかりミスにも繋がるのです。看護師の仕事は患者の命に関わる責任の重い仕事です。その意識をしっかりと持ち続け、ミスを起こさないようにする気持ちと、起こしてしまったミスは二度と起こさないように気持ちを引き締めることが大事です。